2020ねん 12がつ 19にち(にちよーび、晴れ)

今週が山場だな( ・Д・)

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今回の考古学・歴史ニュースはおよそ400年前に実際に使用された幻覚作用のある植物が見つかったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台はアメリカ合衆国、カリフォルニア州のウィンドウルブス保護区です。

この保護区内に「風車洞窟」という洞窟があり、その天井部からアメリカ先住民のチュマシュ族がおよそ400年前に噛んだと考えられるチョウセンアサガオの塊が多数見つかりました。

さて、ひとつずつ見ていきましょう(*^・ェ・)ノ




さて、まずは位置とチュマシュ族についてです。

アメリカ西海岸にカリフォルニア州が広がっており、最初に挙げた写真のような広大な自然が特徴のひとつである地域です。

その中で「サンタクルス島」と呼ばれる島と有名な都市であるロサンゼルスの一帯に居住していたのがチュマシュ族です。

彼らは北アメリカ先住民の一グループであり、沿岸部での漁労活動や内陸部における狩猟採集活動を生業として生活していました。

スペイン人が侵入した16世紀の人口は8000~2万人と考えられており、メキシコ中央高原以北の後古典期文化に共通して見られるような円形・ドーム状の住居や蒸し風呂を特徴とした社会を形成していました。

ちなみに上の地図の、ロサンゼルスの北西に位置するベーカーズフィールドという場所の南部が今回のお話の舞台です(*・ω・)ノ




さて、次はチョウセンアサガオについてです。

上に挙げた写真のように可愛らしい花が咲くことから現在も園芸用に販売されています。

アサガオの名を冠していますが、花が似ているだけで、実際にはナス科の植物です。

別名が「キチガイなすび」であるように有毒植物であり、花やつぼみ、根などを摂取すると30分程度で口が渇く感覚に襲われ、その後、体のふらつきや、幻覚、妄想、悪寒などの覚醒剤と似た症状が現れる危険なものです。

チョウセンアサガオの原産地は南アジアであり、麻酔薬や鎮痙薬としての効用を有するとして明の時代(1368-1644年)から知られていました。

ところで、世界初の全身麻酔手術に成功したのは日本人だそうですΣ(・ω・ノ)ノ

その人物は江戸時代の医学者である華岡青洲なのですが、このチョウセンアサガオの成分を精製した麻酔薬「通仙散」を使用していたそうです。

このことから日本麻酔科学会のシンボルマークにチョウセンアサガオの花が採用されているのだそうです(・∀・)つ


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さて、今回の発見のお話に戻ると、カリフォルニア州の風車洞窟の天井の隙間に詰め込まれたチョウセンアサガオが見つかったということです。

この地域に住んでいたチュマシュ族がチョウセンアサガオを実際に噛んで使用した後、天井部に詰め込んだと考えられています。

また分析からおよそ400年前の儀礼行為の痕跡と考えられています。

400年前に実際に使用された植物が残っていたということもレアなケースなわけですが、、、

今回の発見はどうして重要なのでしょうか?( ・Д・)


↑岩絵関係の記事(*・ω・)ノ


世界中に「岩絵」は数多く報告されています。

時期もとても古いものから新しいものまで多岐に渡っています。

こうした数ある岩絵が何故描かれたかについては諸説あるわけです。

上に挙げた過去記事のように、ラスコーやアルタミラなどの動物を描いた古代の壁画は『狩猟の様子を描くことで豊漁を願った』と考えられています。

超古代文明的なオカルトでよく取り上げられるあたかも「宇宙人」を描いたかのようなモチーフたちは『神話のワンシーン』を描いたと考えられています。

一方で何を描いたのか現代の我々には簡単には理解の及ばない不明瞭な変わった図像も多数あります。

そういった奇抜な風変りなモチーフは、『古代シャーマンが儀礼の一環としてトランス状態で描いた』と考えられています。

考古学では行動の結果としてそれがモノや痕跡として残った物を対象として扱いますが、行動の理由についてはなかなか上手く説明できません。

岩絵に「~~作、(職業:シャーマン)、作品名『トランス状態で見た不思議な光景』(紀元前35000年、フランス)」なんて情報は書いてませんからね( ・Д・)

なので、今回の洞窟の天井から実際に使用された幻覚作用のある植物が見つかったということは、記録に残るようにチュマシュ族は実際にチョウセンアサガオを摂取してトランス状態になり儀礼行為の一過程で不思議な絵を描いたという解釈を支持する発見としてとても重要なのです(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!




おわりに

上に挙げた写真で見られるように、チョウセンアサガオは渦を巻くように開花するそうです。

朝顔とは異なる植物なので、夜頃から朝方にかけて花開くようですね。

先に紹介した洞窟壁画は渦巻文様でしたが、まさにこの状態のチョウセンアサガオを描いたものだと考えられています。

発見当初は渦巻文様の洞窟壁画から「風車」をイメージしたのです。

まぁ「風車洞窟」ってネーミングも風情あっていいなと思いますけどね(*・ω・)ノ

うん、、、

「薬物洞窟」よりはいい!( ・Д・)



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