まず研究者がぶち当たる最初の壁が研究費だと思います。
学費ってのもありますけど、この際忘れましょう( ・Д・)
最も有名な助成金は所謂「科研費」ですが、新規採択率は25%~30未満と言われています。
応募する内容にもよるので一概には言えませんがそんなもんです。
企業が出している助成金もありますが、
年齢制限や、テーマの制限が大きく、かつ採択率は多くの場合10%もない狭き門となっています。
申請数が30件程度で、採択数が1~2件なんてのもザラにあります。
しかも採択された人物は「~大学教授」みたいな、そもそも若手研究者の土俵じゃない場合も多いのです( ・Д・)
2.研究費が獲れたら獲れたで大変
上に述べたように研究費が獲れる研究者は一部の研究者に限られるわけですが、
大学のポストを持っていない若手研究者、特に私のような海外をフィールドにしている研究者は研究費が獲れるとどうなるのでしょう?
結論:正社員で働けません、むしろバイトすら限られてきますヽ(TдT)ノ
何でかと言うと、私はグアテマラがフィールドですから、研究費が獲れた以上、発掘調査等を行いにはるばる地球の裏側まで行きます。
調査地までの往復だけで約1週間かかってしまいますから、20~30万円くらいの航空券のことを思うと少なくとも1か月、できれば3か月近くは滞在したいと思うわけです。
でも日本で正社員で働いてて、年に1か月以上まとめて休みをくれるところはないでしょう( -д-)ノ
研究費は自分の生活費等には使えないという厳格な決まりがありますから、
生活費は別に稼がなければならない。
でも一年足らずで辞められるとこにしなければならない。
そう、アルバイト探しすら大変なのですよヽ(TдT)ノ