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あるけまや -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

タグ:文化財保護

2021ねん 2がつ 20にち(どよーび、晴れ)

時間を上手く使わにゃ~(*^・ェ・)ノ

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今回の考古学・歴史ニュースは「新発見は身近なところにあるものだね!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台はタイ東北部に位置するナムポーン国立公園です。

ちょっと情報が少なくてよく分かりませんでしたが、ナムポーン国立公園は大きな山や湖を含む自然公園のようです。

この湖はダムによって出来た湖のようですが、大きな魚が獲れることからことからフィッシングの地としても有名なようです。

しかし今回紹介するのは山の方!

ナムポーン国立公園内には登山ルートがあるのですが、この観光客が日頃通っている登山ルートのすぐ傍の小さな洞窟の中で今回の壁画が発見されました!

灯台下暗しというやつですかね( -д-)ノ




最初に挙げた写真は洞窟の入り口付近にあるもので、刻線文様が描かれています。

ちょっと何を描いているのかよく分かりません。

一部、幾何学文のように見える部分もありますが、何だか私にはインドのような数の数え方で縦線を刻んでるように見えますね( -д-)ノ

一方で上に挙げた写真は洞窟の深部のものなので暗い写真ですが、赤い塗料で横長の動物状のものが描かれています。

これまでのところモチーフとして水牛やキツネ、鳥などの動物や、太陽が描かれていることが分かっています。

赤色は古来より血をイメージするものとして、重宝されてきました。

普通は朱などを使うのですが、今回のケースでは本当に血液を使用していました!

何らかの動物の血液を染料としていたようで、今後DNA分析などで色々分かってきそうですね!ヾ(´ω`=´ω`)ノ

壁画は推定で約2000年から4000年前に描かれたものとされていますが、血液の他に植物の樹脂なども使用されており、化学分析によって時期の特定もできそうですね(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


↓壁画系だよ(*・ω・)ノ



↑特に上の壁画はとても古いのにとても美しい!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!




おわりに ー文化財保護と歴史教育ー

現在、タイではこの洞窟を遺跡として保護するために準備を進めているそうです。

だから現在は誰でも入れてしまうので、上に挙げた写真のような状況になっています。

よく博物館で『フラッシュ撮影禁止』ってあるじゃないですか?

撮影禁止なのではなく、フラッシュがダメなのです。

何故ダメかと言うと、フラッシュの強い光によって退色してしまうからなのです( -д-)ノ

いち早い保護ももちろん必要だけど、

そういった文化財を守るための知識を教育の一環として教えていくことも大事でしょうね。

そして『何か重要なものを発見した際にすぐに報道しないといった規制も必要』でしょうね。

今は何でもすぐに拡散するからね!( ・Д・)



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2021ねん 2がつ 23にち(かよーび、雪)

記事頑張らねば~、時間ないけど( ・Д・)

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今回の考古学・歴史ニュースは日本最古の考古学者は黄門様と助さんだったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台は栃木県大田原市の上侍塚・下侍塚古墳です。

日本の考古学の起源と言えば、通常はモースですね。


↓モースについてほんの少し触れました(*・ω・)ノ



アメリカ人動物学者であるエドワード・モースは1877年(明治10年)に東京都品川区の大森貝塚で発掘調査を実施しました。

これにより日本における人類学・考古学の基礎を築いたとして評価されるわけですが、これが日本における「科学的」な考古学の始まりなわけです。

ちなみに「日本考古学の父」は別にいるので今度紹介しますね( -д-)ノ

このモースの調査に先立って、およそ200年前に発掘を行っていたのが水戸黄門こと水戸光圀です。




1692年(元禄5年)に水戸光圀は、家来の佐々宗淳(さっさ むねきよ)に上侍塚・下侍塚古墳の発掘調査を命じます。

「ドラマ水戸黄門」に出てくる『助さん』は架空の人物で、そのモデルは佐々宗淳とされています。

宗淳の通称は『介三郎(すけさぶろう)』であり、そのためドラマに出てくる助さんの名前は「佐々木助三郎」になっています。

この宗淳は光圀の近侍でしたが、本来は儒学者だったのです。

彼らは両古墳を発掘調査し、貴重な中国製の鏡、鏃、高杯、太刀の折れ鉈、倭鏡、花瓶、管玉、壺などの土器類が出土しました。

光圀らのスゴイところは、発掘調査後全ての出土品を絵図に記録させた上で松の箱に収めて釘付けし、松脂で密封した上で埋め戻し、古墳には後に松の木を植えて保護したことです。

遺物そのものの埋め戻しは現在は行いませんが、図面を取って調査記録を残している点、埋め戻しによる調査地の現状復帰を行っている点や、古墳の保存を考慮している点で科学的な考古学と言えますよね(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!




おわりに

水戸光圀は古墳を崩壊から守るために松の木を植樹したわけです。

これが上に挙げた写真でも見られますね。

200年前、、、同じものではないか?

松の木の樹齢は600年とかあるそうですけど、これは幹が細いので新しそうですね( -д-)ノ

倒木すると古墳が壊れる気もしますけど、彼なりの遺跡を保護する気持ちがこの景観を作っているわけです。

日本最古の文化財保護の事例でもあるね!( ・Д・)


(*以下に追記あり( -д-)ノ)


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↓こっから追記だよ(*^・ェ・)ノ

(追記:2021.2.24)

タイトルに「記念碑の建立が決定されたよ!」って書いていながら、それに触れるの忘れてまとめてしまいました( -д-)ノ

しれっとタイトル変えておけば良かった気もしますが、追記することにしました(*^・ェ・)ノ

ほぼ雑談なので読み飛ばして結構ですΣ(・ω・ノ)ノ


さて、上に挙げた写真のキャプションで分かるように、記念碑を建立するにあたって地鎮祭が執り行われたばかりなので、肝心の記念碑はまだ建立されていません。

まぁ正直、失礼ながら記念碑自体は大したものではないでしょう。

大事なのは、水戸光圀らによって日本最古とも言える考古学調査がこの地で行われたことをしかと記録し、これを機に広く知ってもらうことかなと思うからです。


↓しれっと宣伝(*^・ェ・)ノ

↑こっちもアップしなきゃね( -д-)ノ


ところで圀の考古学調査は1692年で、目的をもって調査し、出土遺物の図面を取って記録したという点で近代的な発掘調査の属性をいくつか有しているなとは評価できます。

そういった意味で「日本最古の考古学調査」と言えなくもないです。

それどころか1692年だと世界的にも古い部類になります。


なので調べていると、「光圀の事例が世界最古」とするような記事も散見されましたが、、、

どの記事でも世界に見られる近代的な考古学史の端緒と光圀の事例を比較しているわけで、比較としてずるいなと。

私、大学の考古学の講義で光圀の事例は聞きませんでしたからね。

著名な考古学の概説書の中にも光圀の事例は現れません。

一方で、ちょこちょこやってる上記のYouTube動画でも挙げているように、世界で見ると最古の考古学者の事例はもっと古いものですし、彼らの調査も考古学調査となるわけで、、、

そして彼らの古い事例は、近代を除くと、やはり考古学の概説書には載ってこないわけです。

なので世界の近代考古学史と、日本の近代以前の考古学の端緒を比較するのはおかしいわけですし、

つまるところ、、、

何をもって「考古学の起源」とするのか、何をもって「考古学調査」とするのかによって『最古』の記録は大きく変わりそうだってことです(*^・ェ・)ノ

でも個人的意見として、水戸のご老公はスゴイな!って思います(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



そもそも考古学というのは新しい学問の部類なのですが、いったいいつから始まるのでしょうね?

まぁ、、、

真の考古学という学問も、真の考古学調査も、、、

私から始まる!と言いたいところではありますね~ヾ(´ω`=´ω`)ノ

そんなこんなで、色んなところに「~~~の父」がいる世の中ですが、語弊たっぷりで述べるのならば、


私もパパになりたい!( ・Д・)


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2020ねん 11がつ 18にち(かよーび、くもり)

困った世の中だよ( ・Д・)

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arukemaya1220



今回の考古学・歴史ニュースは号外!シャレにもならん。迷惑Youtuberがとうとう縄文文化にも手を出したよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


さて、今回の舞台は日本、岩手県です!( -д-)ノ

問題のYoutuberは日本在住の外国人女性のYoutuver、フォロワー数は60万人を超えるそうです。

で、何をやったかというと、岩手県花巻市内の土地を「無許可」で発掘し、縄文土器や石器を掘り出して動画投稿したのです( ・Д・)

問題の動画は早々に削除されたそうですが、動画内では数人の外国人グループがスコップでテキトーに乱雑に土を掘り返し、縄文土器や石器を発掘する姿が映っていました。

Youtuberあるあるのオーバーアクションで出土する遺物に興奮する様子が映し出されていました。



またこの迷惑Youtuberは別動画にて、出土遺物を花巻市総合文化財センターに持ち込み『土器を拾ったのだけど、本当に古い時代の土器なのか見てほしい』と鑑定を依頼していました。

更に動画内では「遺物をこうやって拾って持ってくることは、違法かどうか」を聞いたそうです。

・・・・・・・・・・・・

まぁ普通に「文化財保護法違反」ですよ( ・Д・)

日本在住ならある程度日本語使えるだろうし、調べられるでしょう。

というか、「文化財保護」に関して法律のない所謂「先進国」はありませんよ。

ニュースでは、『文化財保護法の周知を行うべきだ』なんてまとめてますけど、、、

日本は『激甘』ですよ。

もちろん国にもよるけど、これ、もし海外なら即特定されて「逮捕」です。

盗掘が犯罪じゃない国はないです。

日本だけじゃないけど、土地って必ず誰かのものです。

個人所有でなくとも、市町村や国の管理になっていたりと、誰の土地でもない自由な土地はありません。

だから、仮に今回の無断の発掘行為を置いておいたとしても、他人の土地に入って勝手に土を掘り返した時点でアウトでしょう。

……今回のニュースの問題は、場所にもよるわけですが比較的浅い地点からも遺物が出ることが周知されてしまうことです( ・Д・)

そういう場合もありますが、はっきり言って普通はもっともっと掘りますよ( -д-)ノ

でも「こんな浅くて出るんだ!」とか思った人が勝手に掘り始めて、ヤフオクやメルカリとかで販売するといったことが起きるのではと私は危惧しております。

最近、縄文とか古墳は人気ですから、なおさら怖いです(´・ω・`)

特に古墳なんて目に見えて分かりますし、事実として最近は古墳での盗掘事件も報告されていますヽ(TдT)ノ

当サイトではよく書いてますけど、

『考古学的価値とは付加するもの』です。

記録もなしに掘り出すと、一切のデータを有さない無価値なものに成り下がります。

だから、盗掘はダメ!絶対!( ・Д・)

やるなら「表面採集」にして、日付と地点を記録しておくといいでしょう。

本当は色々問題あるけれど、ファンとして(ファンって熱狂的って意味なわけで)我慢できないならば、せめて表面採集にとどめてください。

ってか、ファンなら考古学調査に参加してみたらいいと思うけど。

発掘調査補助員のアルバイト(けっこう割いいですよヾ(´ω`=´ω`)ノ)も調べればけっこう募集しているものです。

まぁ地球の裏側だから来るのにお金めちゃかかるけど、うちの調査に参加してもいいので、盗掘はやめましょう( -д-)ノ

色々書きましたが、このサイトの読者の皆様はとても「民度が素敵」なのでそんなことはしないと思ってます。

なので、是非この記事を拡散して頂いて、難しい法律とか全部無視して、ごく単純に勝手に掘ったら違法』ということを周知するお手伝いをして頂けると幸いです。

私が超インフルエンサーだったらいいんですけど、現実問題として違うので皆様のご協力をお願い致します(*_ _)ペコリ

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最後に、

「常識は他人の非常識」なんて言うけれど、、、

良識は持ってくれ!( ・Д・)



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2020ねん 11がつ 11にち(すいよーび、曇り)

もう冬かぁ( ・Д・)


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arukemaya1167
↑ディズニーランドのイベントかと思うほど綺麗に燃えゆく文化財(「ニッケイ新聞」の記事内画像より転載credit: Tania Rego / Agencia Brasil)


今回の考古学・歴史ニュースは「ブラジル国立博物館が全焼して貴重な収蔵品の約9割が失われたよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


このニュースは2018年9月2日に起きた火災のことなのですが、こういったケースは日本でも他人事ではないなと思い、取り上げることにしました。

場所はブラジル、リオデジャネイロにあるブラジル国立博物館です。

博物館の建物は元々、ナポレオンから逃れるために1807年にリオデジャネイロに渡ってきたポルトガル王家が暮らしていた邸宅でした。

1818年に王家の収蔵品などが科学研究の促進を目的に寄贈され博物館となりました。

こうした建物自体が歴史的価値の高い博物館だったわけですが、ブラジル最古の科学機関であり、南米で最大級の施設としても名高いものでした。

この博物館が2018年に起きた火災により全焼してしまったのですヽ(TдT)ノ




ブラジル博物館の建造物が全焼して失われただけではなく、当然博物館で所蔵していた重要な科学的、文化的遺産も焼失しました。

幸い死者はいなかったものの、収蔵されていた2000万点の品の90%以上が焼失しました。


重要な収蔵品には、南米最古の人類化石とされる1万1500年前の頭蓋骨「ルチア」や、ブラジル固有の恐竜マシャカリサウルスの骨格などが含まれていました。


19世紀のブラジルの皇帝たちがオークションを好んだことから、南米で最も古いエジプトのミイラや工芸品などのコレクションも収蔵されていたそうです。



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↑これがマシャカリサウルス!(「NACIONAL GEOGRAPHIC」の記事内画像より転載;credit: VANDERLEI ALMEIDA, AFP/GETTY IMAGES)



2018年はブラジル国立博物館の設立200年で記念すべき時であったので、最悪の事態となりました。


古い木造の建物であったため老朽化の問題やシロアリの問題が数年前より指摘されていました。


また木造故にスプリンクラーなどの消火設備の設置の必要性も指摘されていたのです。


博物館側は博物館の維持のために数世代の政権に対し予算を申請し続けたものの、予算が下りないどころか、予算が削減されてしまいました。


結果、火災が起き、消火設備はないため火の手はあっという間に木造建造物全体に広がりました。


消防隊が駆けつけても最寄りの消火栓は機能すらせず、近くの湖の水を使用したそうです。


この火災による博物館及び重要な資料の消失は、政府の認識不足と予算削減が原因として、ブラジルでは大規模なデモが起きたのです。



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↑見事に焼け落ちている(「Yamanashi Prefecture」の記事内画像より転載)



おわりに

ブラジルは赤字財政が続いていたため、予算削減もやむなしだったのかも知れません。

デモが起きるくらいですから、他に浪費していた部分もあったのかも知れませんね。

さて、日本でも博物館や図書館、学術研究などは予算カットにより苦しい思いをしていると思います。

政治とカネとは言うものの、先を見据えて投資していかないと大変なことになります。

日本ではデモや暴動は起きないでしょうが、だからと言って好き勝手やっていいわけではないでしょう。

多くの文化財は守り、活用するのはなかなかに困難かも知れませんが、失われるのは一瞬で、もう二度と元には戻りません。

この「ブラジルの悲劇」こそ、人類の失敗の歴史として胸に刻み、文化財の保護と活用について考えていかなければならないのではないでしょうか?

目先の欲ばかりに走ると足元すくわれるよ!( ・Д・)



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2020ねん 10がつ 15にち(もくよーび、晴れ)

10月初めに1週間ちょいサボったら、ブログランク☆1に下がってた!( ・Д・)

けどここ最近毎日定時更新してたらPV数復活してきたヾ(´ω`=´ω`)ノ


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arukemaya1036
↑うずくまり、祈るようにヽ(TдT)ノ(「Vivian's information」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「考古学で呪い関係は色々あると思うけど、今度はポンペイの呪いだってさ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


今回のお話は考古学関係者ではなく、一般のカナダ人女性のお話です。

彼女は15年前にイタリアのポンペイ遺跡を訪れ、その際に遺物を持ち帰ったそうです。

その結果、呪いによって相次ぐ不幸に見舞われたそうです。


下に写真を挙げましたが、彼女が持ち帰った遺物は白いモザイクタイル片2枚とアンフォラ壺の破片2点、セラミック壁の破片1点です。



arukemaya1035
↑僅かこれだけだよ?(´・ω・`)(「CNN.co.jp」の記事内画像より転載)



呪いの内容は、本人が乳がんを2度患い、乳腺切除手術を2度受けた他、家族も金銭トラブル遭ったそうです。


彼女は「呪い」が子供たちに引き継がれないよう、ポンペイ博物館に持ち帰った遺物と謝罪の手紙を送付したことで今回のニュースになりましたが、



これまでにもこうしてポンペイ遺跡を訪れた観光客から、モザイクタイルや漆喰片、陶器片などの盗まれた遺物が返還されているそうです。


その数は既に数百件にも及んでいるそうで、そうして返還された遺物に添えられた手紙には、持ち去った出土品は不運しかもたらさなかったことが記されているそうです。



こうした手紙や返還された出土品は、ポンペイ考古学博物館に展示されており、見ることが可能ということで、今後文化財保護のために役立つといいなと思いますね(*・ω・)ノ




……ポンペイは悲劇の都市として有名で、確かに『呪い』があってもおかしくないなとか思ってしまうレベルです。

どのような事件があった都市なのか、是非、過去の記事をご覧くださいヾ(´ω`=´ω`)ノ

↓ポンペイ、火山関係の記事はたくさんあります(*^・ェ・)ノ











↑まだ読んでない人は是非!ヾ(´ω`=´ω`)ノ


おわりに

さて、一度は盗まれ返還された遺物の画像のキャプションに「僅かこれだけ」と書きましたが、


『文化遺産の盗難=考古学データの永久的な消失』なので、あってはならないことだと思います。


専門家としてはそう思います。



けど、一人の人間としては、


「これくらい許してやってよ」って思ってしまいます( -д-)ノ




というのも、世の中、私利私欲のために遺跡を破壊する事例なんて世界中いくらでもあるのです。


今現在、進行形で破壊され続けていると言っても過言ではないでしょう。




もし仮に誰かを呪うなら、他にもっといるぜ!とか思ってしまいます(*^・ェ・)ノ

まぁ個人的には呪いなんてないと、個人の罪悪感の肥大によるものかと思っています。

だからこそ、意図的に破壊している人たちは、『図太いので呪われない』んでしょうね( ・Д・)



正直、プロの考古学者と言われている人たちの中でもいますよ、ヤバイ人たち。

どこかからお金獲ってきて、許可もあるけど、

自分自身は発掘調査に参加しない、報告書も出さないというようなほぼほぼ盗掘を行っている人。


彼らこそ文化遺産の最も大事な部分を破壊し、貴重なデータを損失させる役割を果たしています。

どうせ呪われるならお前らだよっ!( ・Д・)


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