時間を上手く使わにゃ~(*^・ェ・)ノ
今は何でもすぐに拡散するからね!( ・Д・)
「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙
今は何でもすぐに拡散するからね!( ・Д・)
日本最古の文化財保護の事例でもあるね!( ・Д・)
良識は持ってくれ!( ・Д・)
幸い死者はいなかったものの、収蔵されていた2000万点の品の90%以上が焼失しました。
重要な収蔵品には、南米最古の人類化石とされる1万1500年前の頭蓋骨「ルチア」や、ブラジル固有の恐竜マシャカリサウルスの骨格などが含まれていました。
19世紀のブラジルの皇帝たちがオークションを好んだことから、南米で最も古いエジプトのミイラや工芸品などのコレクションも収蔵されていたそうです。
↑これがマシャカリサウルス!(「NACIONAL GEOGRAPHIC」の記事内画像より転載;credit: VANDERLEI ALMEIDA, AFP/GETTY IMAGES)
2018年はブラジル国立博物館の設立200年で記念すべき時であったので、最悪の事態となりました。
古い木造の建物であったため老朽化の問題やシロアリの問題が数年前より指摘されていました。
また木造故にスプリンクラーなどの消火設備の設置の必要性も指摘されていたのです。
博物館側は博物館の維持のために数世代の政権に対し予算を申請し続けたものの、予算が下りないどころか、予算が削減されてしまいました。
結果、火災が起き、消火設備はないため火の手はあっという間に木造建造物全体に広がりました。
消防隊が駆けつけても最寄りの消火栓は機能すらせず、近くの湖の水を使用したそうです。
この火災による博物館及び重要な資料の消失は、政府の認識不足と予算削減が原因として、ブラジルでは大規模なデモが起きたのです。
↑見事に焼け落ちている(「Yamanashi Prefecture」の記事内画像より転載)
目先の欲ばかりに走ると足元すくわれるよ!( ・Д・)
↑僅かこれだけだよ?(´・ω・`)(「CNN.co.jp」の記事内画像より転載)
これまでにもこうしてポンペイ遺跡を訪れた観光客から、モザイクタイルや漆喰片、陶器片などの盗まれた遺物が返還されているそうです。
その数は既に数百件にも及んでいるそうで、そうして返還された遺物に添えられた手紙には、持ち去った出土品は不運しかもたらさなかったことが記されているそうです。
こうした手紙や返還された出土品は、ポンペイ考古学博物館に展示されており、見ることが可能ということで、今後文化財保護のために役立つといいなと思いますね(*・ω・)ノ
さて、一度は盗まれ返還された遺物の画像のキャプションに「僅かこれだけ」と書きましたが、
『文化遺産の盗難=考古学データの永久的な消失』なので、あってはならないことだと思います。
専門家としてはそう思います。
けど、一人の人間としては、
「これくらい許してやってよ」って思ってしまいます( -д-)ノ
というのも、世の中、私利私欲のために遺跡を破壊する事例なんて世界中いくらでもあるのです。
今現在、進行形で破壊され続けていると言っても過言ではないでしょう。