あるけまや -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

    お金にならない考古学をお金にしよう╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! 考古学・歴史ニュースの決定版╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

    格差の人類史

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    2025ねん 9がつ 14にち(げつよーび、晴れ)

    豆腐常温で置いちゃって溶けた、においとか大丈夫だったからワサビ殺菌力を信じて食べたけど明日死ぬかも( ・Д・)

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    今回の考古学・歴史ニュースは🥂 華やかなる食卓 — モチェの小宮殿で見つかった『1400年前のごちそうの跡』!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


    今回の舞台は、ペルー北部、ラ・リベルタ州のモチェ(Moche)遺跡、Licapa II(リカパ II)です。

    ここで発掘された「1,400年前の小宮殿(エリート居室)」と、その空間から出てきた“普通じゃない食べものの残り”の話!




    🏛️ 発見の一行メモ — 何が見つかったのか?

    Licapa II で発掘されたのは、AD 600–700(約1,400年前)に遡ると見られる「小さな宮殿」的建物。この建物は複数室からなり、住居区と工房区が区画で分かれていて、彩色が残る壁面や高級陶器、輸入品、織物片、そして食物残滓(ルクマ等の果実や動物骨)が大量に出土しています。幾つかの動物骨は遠隔地(アマゾンのカプチンモンキー、アンデスのラクダ類、沿岸の鳥類)に由来すると見られ、地域を跨いだ「贈答・交易」の痕跡が示唆されています。






    🍽️ 「ごちそうの跡」が示すもの — 贅沢は何を意味したのか?

    出土した食物痕跡は「地元の魚とトウモロコシ」だけにとどまりません。ルクマ(lucuma)などの果実や、アマゾン産のカプチンモンキーの骨、アンデスラクダ科の骨、そして沿岸の鳥の残骸が混在している点が衝撃的です。これは単なる食物の多様性ではなく、“遠方からやってきた贈答品”や「政治的・宗教的な供物」としての意味合いを強く持つと考えられます。つまり、ここに住んだ人々は食材の選択権だけでなく、広域ネットワークを動かす経済力と儀礼的権威を持っていた――そう読むのが自然でしょう。




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    ↑セビチェって書かれてるけど、私的にはカルパッチョに余計なものが加わっているように見える( ・Д・)・・・あ、写真が全然なかったのでペルー料理をば!( -д-)ノ(「味の素 食の文化センター」の記事内画像より転載)



    🔀 「小宮殿」ってどんな建物? — 空間の分節が語る支配のかたち

    発掘チーム(Chicama Archaeological Program)は、この建物を「小宮殿(small palace)」と呼んでいます。理由は明快で、住居系の空間と工房/職人系の空間が明確に分かれていたこと、外装に黄色などの彩色が施されていたこと、そして高級陶器や輸入品が日常的に使われていた痕跡があること。言い換えれば、ここは単なる富裕家庭の家ではなく、経済と政治をコントロールする“ローカルエリート”の拠点だった可能性が高い。発掘責任者は「この建物は地域の経済と政治を支配していた者の居住だった可能性がある」と語っています。






    🌎 なぜ「遠方のもの」がここに? — 交易・贈与・支配のネットワーク

    アマゾンのサルやアンデスのラクダ類が“食卓にのぼる”という現象は、単純な食料調達では説明し切れません。むしろ、遠隔地からの贈答、トリビュート(貢物)、あるいは特別な儀式用の供物として持ち込まれた可能性が高い。Moche時代の墓葬や壁画資料でも、特権階層が遠方の珍品を使って儀礼を行う描写が知られており、ここでも同様の“象徴的消費”が実践されていたと考えるのが筋です。こうした物質は政治的資本として機能し、同盟関係や支配関係を維持・表象するために使われただろう、というのが現在の考え方です。






    🔬 科学が教えてくれること — どのように判定したのか?

    発掘チームは以下の方法で「豪華食材」の由来や意味を検証しています:

    • 動物骨・歯の形態学的同定(カプチン類、ラクダ科、鳥類の種同定)。

    • 植物遺存体(果実)や種子の顕微鏡同定(ルクマの種子断片等)。

    • 放射性炭素年代測定(建物層位と被覆アドベの年代で AD 600–700 の確度)。
      これらが合わさることで、単なる「多様食材」ではなく「意図的な贈与・儀礼利用」という解釈に収束していきます。





    🧾 なぜ“意図的に埋められた”のか — 覆土の意味と保存状態

    発掘チームは、この宅地が放棄された際にわざわざアドベ(圧縮日干しレンガ)で1メートル以上被覆され、結果として内部が良好に保存された点を注目しています。こうした「わざと覆う」行為は、最良の保存のためというより「重要な空間を記憶する・保護する」儀礼的行為だった可能性があり、地域社会がこの建物に特別な敬意を払ったことを示しています。被覆が結果的に“豪華な副産物”を私たちに残した、という見方もできます。




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    🧭 あるけまや的まとめ

    豪華な食材が並んだ小宮殿のテーブルを思い浮かべてみてください。そこには単なる「うまい飯」ではなく、ネットワークと権力が折り重なった物語があります。アマゾンの猿、アンデスの家畜、海の鳥――異なる生態系の生き物が一つの食卓に集まるとき、そこには交換と服従、婚姻と同盟、儀礼と見せ物が混ざり合っていた。考古学はその混合物の一片を掘り出したに過ぎませんが、その一片から見える世界は非常に生々しく、そして魅力的です。


    発掘はまだ続きます。新しい分析結果(安定同位体や古環境データ、DNA解析)が出れば、この「ごちそう」がどれほど“日常”だったのか、それとも“ショー”だったのかがより明瞭になるでしょう。




    ・・・ってことで、格差研究してて、、、

    やっぱ食べ物の格差が一番興味あるんだけど、なんでだろうw

    考古学的には一番分かりにくいのに、、、

    やっぱ日本人は食べ物大好きだよね!ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ



    何はともあれ、

    やぱ美味しいご飯はいいな!( ・Д・)



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    2024ねん 8がつ 14にち(げつよーび、晴れ)

    やぱ8時間寝るの大事( ・Д・)

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    今回の考古学・歴史ニュースはやっぱポンペイは凄いぜ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ



    これまでもベスビオ火山の噴火に関連して、ポンペイヘルクラネウムの遺跡については何度も取り上げてきました。

    是非「ポンペイ」で検索してみてくださいね。

    たぶんけっこうな記事で以下のように記事紹介しているので色々飛べるはずです(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!




    ↓これはポンペイの記事(*・ω・)ノ


    ↑これは火山の北の遺跡の記事( -д-)ノ



    今回の舞台はイタリア、ポンペイです。

    ポンペイは西暦79年のベスビオ火山の大噴火によって埋没した遺跡として知られています。

    火砕流や多量の火山灰に一気に覆われたので遺物等の保存状態がすこぶる良い遺跡です。



    建物などの遺構も含めて一気にパッキングされていますので、古代ローマ当時の人々の暮らしを伺い知れます。

    なので考古学的にも超重要遺跡です。

    考古学における唯一の理論「ポンペイ理論/ポンペイ前提」の語源に使われた遺跡でもあります(*・ω・)ノ



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    ↑これが彼らの貴重品!( ・Д・)(「CNN」の記事内画像より転載; credit: Archeological Park of Pompeii)


    今回の発見には、パンの製造所、改修中の家屋、精巧な絵画で飾られた複数の部屋を有する住宅など、様々な建築物遺構が含まれています。

    やはり主食のパン屋さんなどは見つかりやすいようですね。

    以前にも「まだ食べれるよ?( ・Д・)」系の記事で、めちゃ保存状態のいい古代ローマのパンが見つかった記事を書いたと思います。



    今回の発見の中での目玉はタイトルにも書いた通り、男女の遺骨が見つかったことです。

    出土状況からこの二人は最低限の貴重品を持って家屋内の小さな寝室に隠れて災難が過ぎ去るのを待ったようです。

    しかしながら火砕流に襲われて亡くなってしまいました。



    上に挙げたものが彼らの持ち出した貴重品で、銅貨の他、イヤリングが見えますね。

    実際には硬貨は金貨、銀貨も見つかっています。

    イヤリングは真珠のイヤリングです。



    やはり貴重品を持って逃げるのは世の常のようですねヽ(TдT)ノ







    おわりに

    うーん、物質文化システム理論の構築にはどうしても当時の人々の暮らしの復元が必要になるんですよね。

    次の助成金獲れたら共同研究者にお願いして古代ローマもやる予定なのですが、、、

    ポンペイもいいですね!( ・Д・)



    今回の発見だと明らかに大きな家屋に住んでいる裕福な人々で、所持品も立派ですものね。

    社会の階層性、財の不均衡社会分布に関するデータを集める上で優良なケースかなと思います。

    壁が良く残っているので、住居の規模も数量データ化しやすいもんね・・・

    やぱ対象はポンペイかな?




    何はともあれ、

    やぱポンペイすげー!( ・Д・)



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    2023ねん12がつ 15にち(きんよーび、小雨)

    いや~忙しいけどそれもあと一週間だから頑張る!

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




    今回の考古学・歴史ニュースは『食べ物の人類史』やろうかな~ってきもちになったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


    ってことで、今回は私の話!( -д-)ノ


    (うわ、今ココ最後に書いているのだけれど、ヤバい、内容難しいかも!すまぬ( -д-)ノ 実際にどんな感じかな~ってのは「おわりに」に書いてるのでそこまでジャンプもありよりのアリ!)



    あ、プロジェクトの公式サイトを簡単に作ったから、調査史を知りたい方はこちら!↓↓↓






    思い返せば2020年の調査で、思い通りの場所が掘れなくて、

    (掘りたい場所は現代のホテルによって壊されていた(゚Д゚)ゴルァ!!)

    それで結局、土器生産址の検出には至らなかったんですよね。




    でもそれを契機として、つまり次どこ掘ればいいか分からなくなって、

    ティカルの社会階層を明らかにしようと試み始めたんですよ。

    (実はそんな理由が発端だったのですヽ(TдT)ノ)




    で、測量図を参考に「建造物(マウンド)の大きさの分布を調べてそれが冪(べき)分布する」ことを明らかにして、

    2022年の調査で、「あれ、出土遺物量も建造物の大きさに相関するんじゃ?」って気付いたんですよ。

    掘ってる最中に色々と考えて、「出土遺物の種別と多寡も冪分布するかも、そうすれば全部とは言わないものの、多くの遺物の社会分布はひとつのグラフで表現できるかも!」って気付いたんですよ。


    そんなこんなで調査中に「多層的冪分布構造論」(この「論」は方法論の論;理論的側面と方法論的側面の二者がある)っていう今の仮説に到達したんですよね~(。・ω・)ノ゙


    ……なつかしみ(*^・ェ・)ノ









    古代と現代を結ぶ数理的研究

    その後、所謂「冪乗則」に関連する研究を調べ、社会学・経済学・数学・統計学・物理学・生物学と色々手を出して、仮説の基礎固めに奔走していました。

    現在は主に数理経済学と数理生物学(生態学)を参考に、分析手法としての未来・可能性について日々試行錯誤しています(*・ω・)ノ




    さて、私の仮説の根幹は「人類史は常に不平等!」です( ・Д・)

    だからその不平等さ、つまり「財の不均衡社会分布」という視点に立てば、時間も空間も対象サイズも超越して人類史上のありとあらゆる対象を、比較分析可能なのでは?というものです。

    言葉にすると本当に単純で実に良い!(・∀・)つ



    まぁ実際に数理社会学や数理経済学ではかなり過去まで遡って研究しているのですが、日本だと平安時代が遡ることのできる最も古い時期のようです。

    それより遡るとデータとして扱える文献史料が激減してどうも無理らしいです。




    でも、私の理論(仮説)は考古学を基礎としていますので、いくらでも(?)遡れてしまいます。

    その点では有利かな~とも思います(`・ω・´)



    これまでに考古学データばかり扱って、特にマヤばっかり、ティカルばっかり扱って、基礎固めをしてきました。

    基礎固めの過程で、古墳時代の他、江戸時代と現代もやったのですが、ちょいとって感じでした。



    もともと、「がんばれ、人文科学!」って周りの諸分野を巻き込むスローガンも掲げてた割に、新しい時期を対象にした文献史学者や現代を対象とした研究者との連関はほぼなかったのです。

    ……友達いねぇからだな(/TДT)/


    それはさておき、結局のところ、「この仮説(方法論)使ったらこうなるよ!面白いよ!」ってある程度形にしないと仲間作り・ファン作りもできないわけでして・・・・・・ヽ(TдT)ノ


    それでやろうと思ったのが、「食べ物(食事)の人類史」です(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



    ここまでの記事で、写真を2枚あげましたけど、食べ物って私たちの生活に密接にかかわっていますし、皆さん大変興味あるようです。

    なので、例えば「日本食の歴史」とか調べてみるとたくさんあるんですよね。



    なので、私はそれを活用して、古代から現代までの「食べ物の歴史 ~格差ver.~」を作ろうかなって思い立ったのです!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



    他分野勉強して考古学への応用を考えるのは楽しくてしょーがなかったのですが、文献史学とから現代研究を直接私がやろうとは、やっぱり思ってなかったんだと思います。

    誰かやってくれるだろう、手伝ってくれるだろうって……

    うん、やってくれない、自分でやるしかない!



    なのでやります!ヾ(´ω`=´ω`)ノ


    やること多いけど、しゃーなし。

    私のやってる研究って大きく3つに分かれていて、地域的にはマヤと日本で分かれてるから大分類でも6つ同時並行なんですよね。

    加えてやってないのが2つある状況( ・Д・)




    でもどれも実はひとつのゴールに向かって収束しているものなので、統合の感覚つかむためにはある程度の実践はやむを得なかったのです。

    でも時間足りなくてガチつらくて、、、そろそろ配分考えます!( -д-)ノ




    arukemaya051



    おわりに

    なんだ、小難しいことダラダラ書いて、結局「食べ物の人類史」の全貌に関して何もわからんじゃねーかとお怒りの読者もおられるでしょうから、締めにちょいと書きましょう。




    私のやること①:食材の不均衡社会分布を明らかにする!


    最初に挙げた写真って、お肉が輝いていて美味しそうでしたよね。

    まぁ縄文時代における食材の社会分布や量に関しては、人類学の情報あるいは調査(私がやらねば)が必要となるでしょう。




    それはさておき、話を戻すと、あれだけ美味しそうな食材がいつでも十分にあったわけではありません。

    一口に縄文時代といっても期間がとても長いので、階層差が見え始める後半段階とそうではない前半段階ではかなり違いがあるはずが、、、




    考古学的には貝塚などに見られる自然依存体や動物骨から得られる情報や土器内残滓の理化学分析によって食べ物の種類は推定できます。

    他方で量や社会分布は不明です。

    これについては弥生時代・古墳時代、そしてそれ以降の時代で得たグラフ(数式)から計算して求める他ないでしょう。

    あるいは先に述べたように人類学データを適用する方法はあります。

    最終的には両者の突き合わせにになるでしょう(*・ω・)ノ



    まぁ言いたいことは、これまでの「食べ物・食事の歴史」は時代ごとに食べられていたものを表示したに過ぎません。

    あるいはもっと極端な事例では、時代ごとに追加された食材を示したに過ぎません。

    社会階層における食事の差を示したにしても上層と下層という二区分です。



    グラフだと中間層(?)も含めて連続的に示せるんですよね。

    それをやりたい!(やっぱよく分からんか!まぁしゃーなし!( ・Д・))





    私がやること②:食材の不均衡社会分布のグラフを時間変化するアニメーションとして表示する


    まぁやはり時代は動画ですよ。

    グラフだと固定した時間における分布は示せるけれど、時系列変化となると煩雑になって個別の変化が明瞭に示せないんですよね。

    このケース(?)では一般の方々に興味をもってもらうってことの方に比重を置いているので、今回あげた写真のような実際の食べ物の写真を利用しつつ、


    ひとまずは日本史における食材の出現と分布変化、それに伴う階層間における食事変化をアニメーション表示したいと思います!(_´Д`) アイーン




    ……まぁ食事ってパターンがたくさんあるから表示できるものは限定的にならざるを得ないので、その意味では先行研究・書籍とさほど変わらんと思います。

    できれば海外Ver.も作って人類史における「食べ物・食事・食材の物質文化史」を統一的に表現できるといいね!

    国家形成がテーマの私としては超遠回りなんだけれど、一般の方々に興味をもってもらったり、研究者仲間を集める分には良い方法だと思います。

    「急がば回れ」の精神ですわ( -д-)ノ



    結局、小難しく、長々しくなった、申し訳ぬ!ヽ(TдT)ノ



    何はともあれ、

    これで私も有名&大金持ち(の予定)!( ・Д・)



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