2020ねん 10がつ 2にち(きんよーび、晴れ)

おぎゃ!( ・Д・)

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↑にくきゅうも可愛い!カワ(・∀・)イイ!!(「ANIMALive」の記事内画像より転載)



今回の考古学・歴史ニュースは「乾燥中の須恵器の上をネコが歩いたよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


前回はオオカミ、イヌのお話だったので、今回はネコです。

前回お話したようにタイリクオオカミが家畜化されてイヌになったわけですが、

イヌは狩猟のパートナーとして活躍したこともあり、ヒトとの付き合いはとても長いのです。


一方でネコはというと、リビアヤマネコが家畜化されてイエネコになったわけですが、

ネコはネズミ対策で飼われたのが起源とされています。

ネズミ対策が必要になったのは農耕を始めて作物を貯蓄できるようになってからなので、イヌに比べるとどうしても新しい時期のお話になるのです(*・ω・)ノ


文献史料によると、平安時代には少なくともネコが飼われていたことが分かっています。

一方で考古資料では少なくとも古墳時代からネコがいたと考えられています。



その証拠がこちらヾ(´ω`=´ω`)ノ


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これは福井県、興道寺廃寺跡周辺の円墳の周溝から出土した資料です。

足跡付きの土器片では最古級の古墳時代後期(6~7世紀)のものになります。



ちょっと分かりにくいですけど、須恵器の内面に肉球の痕跡が残っているそうです。

正直、拓本にもほとんど写ってないですね。

たぶんライトを照射して肉眼観察すると判別できるレベルの薄っすらとした痕跡なのだと思います(/TДT)/



ところでこの肉球の痕跡には爪の痕がありません。

ネコは歩く時に爪を引っ込めて歩くため、これはネコの足跡だろうと推測されています。



もっと分かりやすいのがこちらヾ(´ω`=´ω`)ノ


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こちらは古墳時代終末期に相当する須恵器で、 兵庫県姫路市の 見野6号墳から出土しました。


これはもうガッツリ足跡がついてますね!( ・Д・)

先ほどの資料もそうですが、土器の乾燥中に、ネコがその上を歩いてしまったのだと考えられています。



以上の資料は古墳時代のものですが、ネコの骨が弥生時代の集落跡から出土するケースが確認されており、

考古学的には、日本におけるネコの起源はどうやら弥生時代まで遡ることができそうです(*^・ェ・)ノ











↑ネコ関連の記事、併せてど~ぞ!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


おわりに

ネコと考えられる足跡が付いた土器は全国で3点のみ見つかっています。

その内の2点を紹介したわけですが、

2つ目の資料はまさに肉球!って感じで、


まだ柔らかい状態のあの土器の上をネコがのんびり歩いていたかと思うと、なんだかほっこりしますね(*´ェ`*)


ねこはやっぱり可愛いにゃ~!( ・Д・)


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