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歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

タグ:発見

2020ねん 3がつ 4にち(かよーび、晴れ)

電気ないと暑くて死ぬ( ・Д・)


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今回の考古学・歴史ニュースは「世界最古、4万4000年前の壁画が見つかったよ!」ってお話です(*・ω・)ノ

私たちはホモ・サピエンス・サピエンス、つまり地球上で唯一の現生人類です。

学校では「新人」として習うかも知れません。

新人がホモ・エレクトゥスと分化したのが20万年前~180万年前と考えられています。

有名な新人、クロマニョン人が分化したのが4万年前~1万年です

後期旧石器時代に当たります。






最古(?)の壁画としては上に挙げたようなフランスのラスコー洞窟の壁画と、スペインのアルタミラ洞窟の壁画が有名ですね。

高校で世界史Bを選択すると最初に覚えるのがこれらの用語なので、日本では超有名です。

アルタミラの壁画は1万年前~1万8千年前、ラスコーの壁画が2万年前で、どちらも後期旧石器時代にクロマニョン人によって描かれたものと考えられています。

一方で単純に絵(?)として人類最古と考えられているのが約7万3千年前の岩から発見されています。

↓以前、まとめとして簡単に触れていますので、どうぞ!(*・ω・)ノ↓




上のリンクを見れば一目瞭然ですが、7万年前の最古の絵は単純な彩文(幾何学文様)です。

一方でラスコーやアルタミラ、そして今回の発見は完全に絵であり、何かしらのストーリーのある物語として描かれていると考えられています。

そのため今回の発見は「最古の物語』なのですヾ(´ω`=´ω`)ノ


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この岩絵の最大の特徴は、体の一部が人間、一部が動物の生き物たち(半人半獣?)が、槍と縄のようなものでイノシシ等の動物を狩猟しているシーンを描いていることです。


角の生えた小さな鹿みたいな動物はどうやら水牛の仲間だそうです。

壁画は全長5メートルもあり、全体的に狩猟のシーンが描かれています。


そもそも狩りのシーンが描かれるということ自体が非常に珍しいことなのですが、この場合は半人半獣も描かれており、当時の人々の複雑な精神世界の一端が伺える意味で重要です(*・ω・)ノ


この岩絵が長い時期にわたって描かれた可能性があり、ひとつの物語を示すか疑問とする声もありますが、この半人半獣の存在と狩猟のテーマがある以上、少なくとも最終的な描き手は物語を想定していたでしょう。

さらに驚くべきは今回の発見があったインドネシアのスラウェシ島にはこうした壁画が少なくとも242点も発見されているそうです。


年代はバラバラですが現在も毎年、新たなものが発見されているそうです。


例の7万年前の最古の絵は幾何学文様ですから、この4万4000年前のスラウェシ島の岩絵は動物が描かれたものとして最古のものである可能性があります。


同じくインドネシアのカリマンタン島では少なくとも4万年前に描かれたとみられる動物の絵が発見されているそうです。


最近、インドネシアでは古い人骨がどんどん見つかっていて、現生人類の拡散が従来の説よりかなり早かったことを示唆しています。


こうした発見は私たち現生人類の精神文化の発達も従来の説を大きく覆すほど古くから起きていたことを示唆しています。


何せ、ラスコーやアルタミラのざっと2倍の古さですからね!Σ(・ω・ノ)ノ


↓マヤ遺跡の調査速報等をアップしてます!↓
↓登録者数、とりあえず目指せ100人!現在17人!↓
↓1名増えたよ!ありがたい!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!↓

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2020ねん 2がつ 4にち(かよーび、曇り)

足の裏の痛みが抜けません( -д-)ノ


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集合写真①
↑調査メンバーですヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ


今回の考古学・歴史ニュースは「2020年、ティカル調査を始めたよ!&チャンネル登録してね!」ってお話です(*・ω・)ノ


昨日調査開始しまして、本日二日目も終了しているのですが、やや遅れながら調査速報をお届けしたいなと思います。

ところで、、、

以前にもお話していた通りYouTuberになりますわ!( ・Д・)

元々家族・友人に調査している遺跡や国のことをビデオで教えようかなと思ってたのがきっかけなのです。

しかしながら調査の記録の一環として動画撮影を行っているのでそれをYouTubeにアップすることにしました。



↑調査区の周辺環境の説明①です(*・ω・)ノ



↑調査区の周辺環境の説明②です(*・ω・)ノ



↑調査区を設定しました!(*・ω・)ノ



↑発掘始めたよ!(*・ω・)ノ


本来は編集とか必要なのでしょうが、回線速度の問題もあって今回上げるような1分程度の動画でもめちゃくちゃ時間かかるんですよヽ(TдT)ノ

なのでちゃんと編集したダイジェスト版は日本に帰ってからになると思います。

どれも短い動画ですので、気軽に見て頂ければなと思ってます。

あと……私滑舌悪いですし、緊張と恥ずかしさで声出てませんがご了承ください。

滑舌以外は、その内慣れるのではないかと思います( -д-)ノ


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↑ティカルの敷地内にある雨季に現れる川と橋、今は枯れてます。


収益は調査・研究資金になりますヾ(´ω`=´ω`)ノ

まぁ収益化なんてできるのかも分かりませんが、一応チャンネル登録をお願いしたく思います。

大きく稼げれば調査・研究資金として使用できます(*・ω・)ノ

小さくとも、例えば100円~200円でも現地スタッフにコーラ買ってあげることくらいはできます。

現地の人にとってはジュースも高級品ですのでね(*^・ェ・)ノ

ちなみにグアテマラの平均月収は3万円程度です。

実際には仕事を探している人で溢れていますし、年中働ける人はそんなに多くありません。

まぁ基本的な調査資金は科研費等で賄うとして、プラス8万円程度あれば調査員を2人雇って調査範囲が2倍になります。

遺物の出土量も2倍になりますので調査期間が伸びて、私の仕事量も2倍になりますけど、

研究活動の広報を兼ねつつ、収益を研究助成金のように使えれば一石二鳥!( ・Д・)

だなと甘く考えております。

どうぞご支援宜しくお願い致します(*・ω・)ノ

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2019ねん 12がつ 31にち(かよーび、晴れ)

今年はそれなりに頑張った。

来年はもう少し頑張りたい!

それが私の抱負です(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

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2019年まとめ
↑個人的にまとめてみたよ!良いお年を!(credit by Arche Maya)


今回の考古学・歴史ニュースは「2019年の考古学的発見&歴史的発見TOP3をまとめてみたよ!」ということです(*・ω・)ノ

何だか月日が経つのは本当に早いものだと思いますね~。

そんなこんなであっという間に過ぎ去った2019年における考古学あるいは歴史に関する大きな発見を個人的にピックアップしてみましたので紹介します。

それではいってみましょ~!(*^・ェ・)ノ


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第3位 日本、7世紀に未知の南海トラフ地震の痕跡が発見される!

日本国内の発見からも一つ取り上げようと考えた結果、未知の南海トラフ地震の痕跡の発見を推したいと思います。

過去の記事のどこかで書いた気もしますが、地震の周期予測は特定の期間を過去に起こった地震の回数で割っただけなのです。

例えば分かり易く、1000年の間にとある地震が10回起これば、その地震の周期は100年ってことになります。

地震大国の日本では地震に関する研究は重大な関心ごとであり、莫大な研究費が投じられているわけですが、

肝心の地震の予測自体には歴史的な記録や地層に残る記録、つまり歴史学や考古学成果が利用されているわけです。

日本だけ文系・理系とかナンセンスな区分で差別せずにしっかりして欲しいものですよね(゚Д゚)ゴルァ!!

個人的には、「科学は分野がどれだけ細分されども知識の体系として最終的に一つのもの」だと考えています(*・ω・)ノ


↓地震に関する記事はぱっと検索したらこれだけだった( ・Д・)





↑良かったら併せてど~ぞ(。・ω・)ノ゙

ちょいと愚痴りましたが、今回の発見は太平洋に面した静岡県、磐田市の太田川河口付近でなされました。

河口から2~3キロ遡った川岸で、深さ4~5メートルの地層を調べたところ、津波で運ばれた4層の堆積物を確認できたそうです。

堆積物の厚さや河口からの距離などから、津波を起こしたのは、東海地方や紀伊半島東部の沖合で発生したマグニチュード8以上の南海トラフ地震と判断しました。


また堆積物に含まれた植物片由来の試料に対する放射性炭素年代測定結果から、最も古い堆積物の帰属年代は飛鳥時代の7世紀末と判明しています。


2018年頃からでしょうか、近年南海トラフ地震が起こるかも知れないとして、一般テレビ放送やYoutube等でもかなりの関連情報が人気となっていました。

先に述べましたように、たった1例多く確認されるだけでも地震周期は伸びる方向に修正されますからね。

日本に住む者、特に南海トラフ地震の影響を強く受けるであろう地域に住む者にとっては重大な発見であったろうと思います!(。・ω・)ノ゙


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↑出土状況として、周りが泥でぐちゃぐちゃだな!(「JIJI.com」の記事内画像より転載)


第2位 ギザ近郊で貴重なラムセス2世の胸像が発見される!

日本人がエジプト好きってのもあると思いますが、古代エジプト関連のニュースは多いですよね。

国内で大体ニュースになるのはエジプトと南米関連です。

共通点はエジプトは早稲田大学、南米は東京大研究室一派と昔から日本の調査団が設置されていること、もう一つは両者共に黄金製品が出ることですね。

まぁあとは両方ともミイラも出ますけど、遺物が一般の方々の目を惹き、展覧会等で知名度も上がればお金にもなるっていう点が大きいかなと思います。

さて、今回は古代エジプト国王ラムセス2世の希少な胸像が見つかりました。

ラムセス2世は古代エジプトの中でも有名で、皆さん聞いたことのある名前だと思います(。・ω・)ノ゙

場所はエジプトの首都カイロの南に位置するあの三大ピラミッドで有名なギザの近くです。

この胸像は高さ102cmで幅55cm程度のサイズで、ローズ花崗岩製です。

硬い花崗岩を加工して作っているので細かい彫刻痕が残っていて美しいですよね。

北海道の黒曜石として有名な「花十勝」っぽい色合いで綺麗だなって思いました~( -д-)ノ

この像の頭部には「カー(Ka)」を象徴する記号が見られます。

これは古代エジプトでは人や神の生命力を表し、死後に人物や神を模した彫像に宿るものとして考えられ彫られたと思われます。



・・・・・・さて、少し気になる点があるのです( ・Д・)

エジプト考古省の調査チームが担当したそうなので、まともな発掘調査なのでしょう。

場所はギザ近郊で、近くに古代都市メンフィスの遺跡があるそうなので、こういったものが出土することには特別不思議な感じはしません。

だけど、、、なんでこんなに周りがドロドロ、ぐちゃぐちゃなの?

なんで「出土した」はずの彫像が現地表面と同レベル(同じ高さという意味)なの?

最初に挙げた写真だと、奥に建造中のブロック壁がありますよね。

まだ壁面や接合部が乾いていないくらいに新しいものです。

ここは私有地なので、空き地に新たな建物を建てようとして見つかったのかも知れませんが、周りとか掘ってないように見えません?

高さ102cmって約1mの彫像がほぼ現地表面に立っていることになるし、元々ここには1m以上の土盛でもあったのでしょうか?

少なくとも1m以上の掘り下げを行って露出するものだと思いますし、周りは雨でぐちゃぐちゃの地表面、しかも平らにしようという意思すら感じられない……

考古学者としては非常に不思議な写真です(つд⊂)ゴシゴシ

某大学の記事で、エジプトの現地の掘り手は僅かな差も見分ける発掘のスペシャリストと書かれていましたが、こんな掘り方するのかな~、スペシャリストは違うぜ!と思いますね。

普通は現場写真ですら綺麗に清掃するのに、報道用にこれですか?

厳しく言うなら、出土品を綺麗にするだけなら、ただのトレジャーハンターでも出来ることだと思いますね!( ・Д・)

ま、でも胸像、綺麗だからいっか!(゚∇゚ ;)エッ!?


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↑背面には神聖文字が刻まれている(「AFP BB NEWS」の記事内画像より転載)



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第1位 古典期マヤ文明、ティカル遺跡の近くで大規模な要塞都市が発見される!


堂々の1位は、独断と偏見で古代マヤ文明から引っ張ってきました。

贔屓目なしにも重要な発見だと思います。

というのも、1960年代頃までのマヤ考古学では「古代マヤは戦争なき、平和な文明」とうたわれてきました。

研究者あるあるですが、自分たちの専門領域あるいは研究対象に対して、ある種の特別感を抱いているものなのです。

なので当時は「人類史上稀有な平和な文明」であることが『チャームポイント』だったわけです。

1960年代以降の広範な調査によって様々な考古学・碑文学・図像学データが集積し、1990年代までには「古き良きマヤ文明像」は新たな方向へと修正されていくことになります。

現在では古代マヤの諸都市国家は同盟組んで戦争バチバチの社会であったろうと推測されています。

かく言う私も同意見で、より積極的には「マヤ文明の発展と崩壊の様相とプロセスは、現代社会の国家間の問題と未来を示すミニコスモとなり得る」と考えています。

個人的には宇宙人襲来や隕石や火山噴火で人類は滅びないかなと思ってます。

結局『ヒトを殺すのはヒト』だと思っているわけです。


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さて、今回の発見のすごいところの一つはその位置でしょうか(一般的には別に凄くないと思います( ・Д・))。

ラ・クエルナビラ遺跡は古典期マヤ文明の最重要遺跡の一つであるティカル遺跡と、歴史的関係性の深さが指摘されているエル・ソッツのおよそ中間地点に位置しています。

上に挙げた写真に見られるように、ラ・クエルナビラは尾根を利用して造られた天然の要塞都市であるだけではなく、大きな堀と城壁(白い点群の部分)を有しているのです。

投石用に貯蓄されていたと考えられるレキ群も見つかっており、当時の戦争の激しさを物語っています。

個人的に気になるのは、ラ・クエルナビラとティカル、エル・ソッツとの関係性ですね。

私は土器経済関係から諸都市間関係を明らかにしていきたいと考えていますので、今後の調査でどのような遺物(主に土器)が出るのか楽しみにしています。

来年辺り、また新たな報告が出来る気がしますね!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


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おわりに

さて、来年(?)の抱負は向こう2年くらいでティカルの土器生産址の検出を証明して、ティカルに関する書籍出して、ウィキペディアに名前載るように頑張ることですかね!

あと、ティカル遺跡の動画を撮影して、YouTubeにアップすること!

あと、ブログの更新を頑張ること!かな(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

皆さんの抱負は何でしょうか?

それでは、良いお年を~ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ

↓来年も宜しくお願い致しますヾ(´ω`=´ω`)ノ↓

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2019ねん 3がつ 22にち(きんよーび、雪)

寒い。

早くフィールドに出たいから暖かくなって欲しかったのに、

気温は例年並みかそれ以下に急下降。

春よ、来い!ヽ(TдT)ノ


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今回の考古学・歴史ニュースは『マヤ北部低地の主要都市遺跡チチェン・イツァの地下にあるバラムク洞窟で大量の儀礼品が発見された!』ということです(*・ω・)ノ

古代マヤ文明の地であるユカタン半島では、特に北部地域において石灰岩層が陥没して生じるセノーテ(上の写真)が集中して見られます。


この北部地域において主要なマヤ都市のひとつであるチチェン・イッツァは観光地としても非常に有名です。


特に春分・秋分の日に、エル・カスティーヨの階段側面に見られる「ククルカン(羽毛の生えた蛇)の降臨」のイベントで知られています。



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↑階段の側面部に蛇のうねうねした影が映る仕組みになっている(「Queen Angel」さんの記事内画像より転載)



今回の発見の舞台はこのチチェン・イツァ遺跡の地下にある洞窟です。


チチェン・イツァ遺跡の地下には複数の洞窟が確認されており、その多くは連結していることが分かっています。


この洞窟群のひとつである「バラムク洞窟」にて150点以上の儀式用の遺物集中が発見されました。


バラムク洞窟は1966年に発見されて、内部に遺物があることも記録されていましたが、調査されないまま50年以上が経過していました。


鍾乳石が発達するような洞窟内のためか、落盤もなく、非常に良好な保存状態で多くの土器を中心とする遺物がそのまま眠っていました。



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↑まるで時間が経過していないかのような大量の遺物集中が見られる(「NACIONALGEOGRAPHIC」における関連記事のギャラリー画像より一部加工;credit: KARLA ORTEGA)




私はナショナルジオグラフィックが好きですが、色々見ててやはりここの助成を受けた調査は華やかな発見が多いな~って思います。


これだけの良好な保存状態の遺物集中をもし見つけたら、私ならその場でお祭り騒ぎになりますね!


……ま、冷静になれば、図面取るのが面倒くさいなと思い始めるでしょうが( -д-)ノ


↓こんな発見をしてみたい!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!↓

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2019ねん 1がつ 14にち(げつよーび、晴れ)

今日は「成人の日」だ。

忘れていた。

成人の儀は遠い過去の話だが、祝日なのは良いことである( -д-)ノ


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↑グアテマラで発見された石彫(「AFP BBNews」の記事内画像を加工;credit: AFP/ Henry MORALES ARANA)


さて、今回の考古学・歴史ニュースは、「グアテマラ、ラ・コロナ遺跡にて1500年前の覇権争いについての記録が刻まれた祭壇が発見される!」です(*・ω・)ノ


発見された場所は、中米、グアテマラ共和国の北部に位置する、ラ・コロナ遺跡です。

古代マヤ都市として有名なティカル遺跡の北西部に位置します。

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この遺跡はさほど大きな遺跡ではありません。それにも関わらず、多くの碑文が刻まれた石彫が出土することで有名です。

よく知られている古典期マヤ文明(西暦250-1000)の中心的な遺跡の多くが現在のグアテマラの領域内に集中しています。このグアテマラは1960~1996年に内戦中であり、この期間に多くの遺跡が盗掘被害に遭い、膨大な数の美術的価値の高い遺物、特にマヤ土器や石彫が世界各国へと売り飛ばされました。


まぁ現在も古典期マヤ文明の中心的な存在であるペテン地域(グアテマラ北部のティカル遺跡や、この記事のラ・コロナ遺跡がある地域)は『盗掘天国』としてしばしば地元新聞に掲載され、問題視されています。


特に美しいマヤ文字を有する土器や石彫の「価値」は高く、個人コレクターやアメリカなどの海外の博物館が多数の資料を有しており、皮肉なことにそのような環境の中でマヤ文字研究は大きく進展していくことになりました。



この碑文研究の中で度々言及されてきた「遺跡Q」が実際にどこであるのかが謎としてあり、1997年にイアン・グレアムとデイヴィッド・ステュアートらによってラ・コロナ遺跡にてQ遺跡と同じ支配者の名前が石碑に刻まれていることを発見したのです。


ちなみにコロナと言えば、メキシコのビールを思い浮かべる方もいるでしょう。瓶に描かれているように、スペイン語で「コロナ=王冠」を意味します。

スチュアートによってラ・コロナ遺跡にある5つの小ピラミッドの並び方が冠を思わせたため、遺跡はラ・コロナ(冠)と名付けられたのです。



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発見された祭壇は石灰岩を彫刻したものであり、大きさは高さ1.46メートル、幅1.2メートル、その重量は約1トンあります。上に挙げた写真の通り、その精巧で繊細な彫刻が見事に保存されていますね。

石灰岩なのに、何故これほどまでに保存状態が良いかと言うと、この祭壇は神殿の内部から発見されたことに由来しています。



(というかこれ、単に石彫ではないですかね。祭壇として機能しそうな感じがしない……まぁ大きい範疇で「祭壇」とされている石彫はそれなりに……あるか( ・Д・) 祭壇の定義って何なんだろう(´・ω・`))


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この石彫の図像はラ・コロナを支配していたチャック・トック・イチャーク(Chak Took Ich'aak)王が杖を持って座り、その杖からラ・コロナの守護神2体が出てきている様子を表現しているとのこと。



また碑文には「544年5月12日」に相当するマヤ象形文字が刻まれており、チャック・トック・イチャーク王がその約20年後に近郊の都市エル・ペルー・ワカ(El Peru-Waka)も支配したことが読み取れるそうです。



さらに碑文は古典期マヤ低地の覇権をかけた争いについて言及しており、蛇の王国として知られるカーヌル王国(カン王国;カラクムル遺跡)がラ・コロナ遺跡で大々的な政治活動を行いったこと、


562年に最大の敵対国であったティカルを倒し、その後マヤ低地を2世紀にわたり支配下に置いたことを示しているとのことです。



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↑ラ・コロナ遺跡の一部、石板の列が見える(↓下のYouTube動画①より加工)


 

↑ラ・コロナ遺跡の調査に関する動画①



↑ラ・コロナ遺跡の調査に関する動画②




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おまけとして、「ラ・コロナ遺跡ってどのような遺跡だろう?」って分かりそうな画像・動画を載せておきますね。


どうやらまだあまり調査が進んでいないようで、全体像が知れるような写真は見当たりませんでした。


それでもラ・コロナ遺跡が精巧な石彫を多く有する稀有な遺跡であることが分かると思います。




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↑石板の長~い列(「Quantum Day」の記事内画像より転載)



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↑さきほどの石板の列を拡大したもの、図像とマヤ文字がうっすらと見える(↑上のYouTube動画①より加工)



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↑上の写真の左二つの石板を拡大し、分かり易く水をかけた状態(「Tulane News」の記事内画像より転載)



浅浮彫なのに、ほんとに保存状態が良いですよね。中小遺跡からもこういった新たな石碑が見つかることで、古代マヤ文明の様相は碑文学の立場からより詳細に具体的に明らかにされていきそうですね!(。・ω・)ノ゙


↓久々のマヤ文明関係のニュースだったね!(*・ω・)ノ↓


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