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歩け、マヤ -考古学・歴史ニュース-

「考古学」を中心に考古学・歴史に関するニュースをお届け! 世界には様々な発見や不思議があるものです。ちょっとした身の回りのモノにも歴史があり、「らーめん」すらも考古学できるってことを、他の考古学・歴史ニュースと共にお伝えします!(。・ω・)ノ゙

タグ:祭壇

2020ねん 3がつ 1にち(どよーび、曇り)

同僚の緊急な用事で今日は休み。

久々にたくさん寝た v( ̄∇ ̄)v


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今回の考古学・歴史ニュースは「ユカタン半島北部、プラヤ・デル・カルメンの洞窟で古典期後期マヤのミニ神殿&祭壇が見つかったよ!」ってお話です(*・ω・)ノ

まだ発見されたてホヤホヤ過ぎて詳しい情報はないのですが、写真等を紹介しますね!

まずは美しい写真から!ヾ(´ω`=´ω`)ノ

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ということで、今回の発見の舞台はメキシコ合衆国、キンタナロー州です。

近くにはプラヤ・デル・カルメン(Playa del Carmen;カルメンの海岸)という一大リゾート地があります。

メキシコ北部ユカタン半島の先は、青く美しきカリブ海に臨む観光地として有名ですが、日本ではカンクンが最も有名だと思います。

新婚旅行でも使われるリゾート地です。

カンクンに次いで素敵なのがプラヤ・デル・カルメンです。

カンクンに負けじと高級ホテルが立ち並んでいますが、私がかつて旅行したイメージではカンクンよりも落ち着いてるというか、人がほど良く少なくてゆったりとした印象です。

そしてカンクンよりも安い!

これ大事ですね(*^・ェ・)ノ

結婚したら、新婚旅行としてティカル遺跡とチチェン・イツァ遺跡、そしてカンクンかプラヤ・デル・カルメンに行きたい!

(しかし、予定はない!( ・Д・))




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一番最初に挙げた写真が洞窟入り口ですが、凄く小さくて狭い印象ですよね。

この新たに発見された洞窟はカルスト洞窟です。

南部高地を除けば、ユカタン半島全体がほとんど石灰岩地帯ですからもともとカルスト地形で一杯です。

特にプラヤ・デル・カルメンが位置するようなユカタン半島北端部は石灰岩盤が陥没してできる「聖なる泉(セノーテ)」がたくさん見られます。

この新たな洞窟の内部はさほど広くないようですが、上に挙げた1枚目のように1m程度のミニ神殿が発見されました。

山や洞窟、地下世界、地下水はいずれも古代マヤ人にとって神聖な重要なものです。

重要な洞窟の内部で特に山のように盛り上がっている部分に神殿を設置したようですね。

古代マヤ人が儀礼の場として使ったであろう洞窟や地下水路の探検は現在非常に活発に行われています。

多くの場合、儀礼に使用した土器や遺体が見つかる程度なのですが、しっかりとした神殿や祭壇の発見は快挙と言えるでしょう!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


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こちらは同じユカタン半島北部の洞窟で最近見つかった祭壇です。

残念ながら場所などの情報公開はされていませんが、非常に興味深い発見です。

これらのミニ神殿や祭壇はいずれも後古典期(CE1000-1500)に属するものと推定されています。

今後の調査で周囲から遺物が発見されればより詳しく時期や儀礼の内容について分かりそうですね!(*・ω・)ノ

またメキシコは文化遺産の保護と活用に非常に力を入れている国です。

考古学者にとっては天国みたいなところですね!

なのでこれらの洞窟もしっかりとした調査・保存修復が成された後に、観光地として整備される予定なのだそうです(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!



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・・・・・・ところで、祭壇正面に顔みたいな突起がありますよね( -д-)ノ


私が個人的に『隠れミッキー』と呼んでいる三つの円で構成された文様がマヤ美術にあります。

昔の報告書では愛称として「スカルマーク」とか呼ばれる場合もありました。

この場合は、階段状の部位の左側に「隠れミッキー」が位置していて、対になる右側にはないので、装飾ではないかも知れません。

偶然顔みたいに見えるだけ?ヽ(TдT)ノ

私が通常「隠れミッキー」と呼んでいるものは古典期の石彫美術様式のことなので、これは時期・地域的な問題で変化しているのか、はたまたそもそも違うものなのか、写真写りの問題なのか・・・・・・

気になりますね!( ・Д・)

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2019ねん 1がつ 14にち(げつよーび、晴れ)

今日は「成人の日」だ。

忘れていた。

成人の儀は遠い過去の話だが、祝日なのは良いことである( -д-)ノ


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↑グアテマラで発見された石彫(「AFP BBNews」の記事内画像を加工;credit: AFP/ Henry MORALES ARANA)


さて、今回の考古学・歴史ニュースは、「グアテマラ、ラ・コロナ遺跡にて1500年前の覇権争いについての記録が刻まれた祭壇が発見される!」です(*・ω・)ノ


発見された場所は、中米、グアテマラ共和国の北部に位置する、ラ・コロナ遺跡です。

古代マヤ都市として有名なティカル遺跡の北西部に位置します。

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この遺跡はさほど大きな遺跡ではありません。それにも関わらず、多くの碑文が刻まれた石彫が出土することで有名です。

よく知られている古典期マヤ文明(西暦250-1000)の中心的な遺跡の多くが現在のグアテマラの領域内に集中しています。このグアテマラは1960~1996年に内戦中であり、この期間に多くの遺跡が盗掘被害に遭い、膨大な数の美術的価値の高い遺物、特にマヤ土器や石彫が世界各国へと売り飛ばされました。


まぁ現在も古典期マヤ文明の中心的な存在であるペテン地域(グアテマラ北部のティカル遺跡や、この記事のラ・コロナ遺跡がある地域)は『盗掘天国』としてしばしば地元新聞に掲載され、問題視されています。


特に美しいマヤ文字を有する土器や石彫の「価値」は高く、個人コレクターやアメリカなどの海外の博物館が多数の資料を有しており、皮肉なことにそのような環境の中でマヤ文字研究は大きく進展していくことになりました。



この碑文研究の中で度々言及されてきた「遺跡Q」が実際にどこであるのかが謎としてあり、1997年にイアン・グレアムとデイヴィッド・ステュアートらによってラ・コロナ遺跡にてQ遺跡と同じ支配者の名前が石碑に刻まれていることを発見したのです。


ちなみにコロナと言えば、メキシコのビールを思い浮かべる方もいるでしょう。瓶に描かれているように、スペイン語で「コロナ=王冠」を意味します。

スチュアートによってラ・コロナ遺跡にある5つの小ピラミッドの並び方が冠を思わせたため、遺跡はラ・コロナ(冠)と名付けられたのです。



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発見された祭壇は石灰岩を彫刻したものであり、大きさは高さ1.46メートル、幅1.2メートル、その重量は約1トンあります。上に挙げた写真の通り、その精巧で繊細な彫刻が見事に保存されていますね。

石灰岩なのに、何故これほどまでに保存状態が良いかと言うと、この祭壇は神殿の内部から発見されたことに由来しています。



(というかこれ、単に石彫ではないですかね。祭壇として機能しそうな感じがしない……まぁ大きい範疇で「祭壇」とされている石彫はそれなりに……あるか( ・Д・) 祭壇の定義って何なんだろう(´・ω・`))


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この石彫の図像はラ・コロナを支配していたチャック・トック・イチャーク(Chak Took Ich'aak)王が杖を持って座り、その杖からラ・コロナの守護神2体が出てきている様子を表現しているとのこと。



また碑文には「544年5月12日」に相当するマヤ象形文字が刻まれており、チャック・トック・イチャーク王がその約20年後に近郊の都市エル・ペルー・ワカ(El Peru-Waka)も支配したことが読み取れるそうです。



さらに碑文は古典期マヤ低地の覇権をかけた争いについて言及しており、蛇の王国として知られるカーヌル王国(カン王国;カラクムル遺跡)がラ・コロナ遺跡で大々的な政治活動を行いったこと、


562年に最大の敵対国であったティカルを倒し、その後マヤ低地を2世紀にわたり支配下に置いたことを示しているとのことです。



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↑ラ・コロナ遺跡の一部、石板の列が見える(↓下のYouTube動画①より加工)


 

↑ラ・コロナ遺跡の調査に関する動画①



↑ラ・コロナ遺跡の調査に関する動画②




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おまけとして、「ラ・コロナ遺跡ってどのような遺跡だろう?」って分かりそうな画像・動画を載せておきますね。


どうやらまだあまり調査が進んでいないようで、全体像が知れるような写真は見当たりませんでした。


それでもラ・コロナ遺跡が精巧な石彫を多く有する稀有な遺跡であることが分かると思います。




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↑石板の長~い列(「Quantum Day」の記事内画像より転載)



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↑さきほどの石板の列を拡大したもの、図像とマヤ文字がうっすらと見える(↑上のYouTube動画①より加工)



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↑上の写真の左二つの石板を拡大し、分かり易く水をかけた状態(「Tulane News」の記事内画像より転載)



浅浮彫なのに、ほんとに保存状態が良いですよね。中小遺跡からもこういった新たな石碑が見つかることで、古代マヤ文明の様相は碑文学の立場からより詳細に具体的に明らかにされていきそうですね!(。・ω・)ノ゙


↓久々のマヤ文明関係のニュースだったね!(*・ω・)ノ↓


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