2020ねん 11がつ 2にち(げつよーび、雨)

最近雨多くて寒いや(。・ω・)ノ゙


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今回の考古学・歴史ニュースは「エルサレムで古代ユダ王国の税務署跡が見つかったよ!( ・Д・)ってお話です(*・ω・)ノ


発見の舞台は、中東、西エルサレムのアロナ地区です。

ここで上の写真に見られるような切石で造られた壁の一部が残る屋敷群の遺構が発見されました。

この住居建造物から出土した土器などの遺物の分析から、古代ユダ王国に帰属する住居址と推定されています。
 

この古代ユダ王国は統一イスラエル王国が南北に分裂した際に出来た王国で、南王国とも呼ばれます。

エルサレムを首都とし、紀元前約940年から紀元前586年まで続き、最後には有名なバビロニアのネブカドネザル王によって滅ぼされたという歴史を持ちます。  



この遺跡の出土遺物の中で特徴的であるのが、上の写真に見られるような壺の取手(「取っ手」、あるいは「把手」とも。本記事では「取手」で統一)です。

壺の同定結果から約2700年前の土器であることが分かっています。


通常、遺物は色々な種類が出ますし、土器の破片も色々な器形のものや、壺だとしても口縁部や胴部、底部といった他の部位も出ます。


でも何故、写真のように壺の取手だけを集めて表示しているかというと、

これらの壺の取手に「印影」が見られるからですヾ(´ω`=´ω`)ノ


観光地にあるスタンプやハンコって朱肉に付けた後に紙に押し付けるわけですが、そういったスタンプ類をただ柔らかな粘土に押し付けた際に出来る痕跡が印影です。

こうした印影付きの壺の取手が120点も出土したのです(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


今回の発見ではイスラエルで発見された印影付き遺物の集中出土事例として最多資料数となりましたヾ(´ω`=´ω`)ノ


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上に挙げたように壺の取手には様々な印影があることが確認されました。

とある印影はヘブライ語で「王の所有物」を意味するものでした。


また古代ユダ王国の役人や経済にとって重要な資産家だったと推定される人物の名前の印影も見つかりました。


古代ユダ王国の税は農産品の形で徴収されていたと考えられているため、今回の遺跡は農産物の集積・貯蔵施設としての機能を果たしていた可能性が高いのです。

調査チームは、建造物の特徴ある構造や古代エルサレムに近接していること、発見された印影の数と種類を考え合わせた結果、この遺跡が古代ユダ王国の税徴収施設跡であると結論付けました。


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おわりに

文献史料も併せると、オリーブ油や果実酒が入っていたと思われる壺は、王のために徴収され、後に各国の指導者らに配られたと考えられています。

その中には当時この地域全体に勢力を広げていたアッシリア帝国の指導者らも含まれていたようです。

今回の遺跡が、古代ユダ王国の首都エルサレムに近接する戦略的立地にあることを考えると、行政上の拠点として重要なものだったのでしょう。



……人類史において人間集団はどんどんその規模が大きくなり、やがて古代国家が形成されて、それが現代国家へと続いているわけです。

そう考えると国家という形態と機能は基本構造として遥か昔から大きくは変わっていないように思えますね。


そう、、、


古代も現代も税金、税金!( ・Д・)


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