2022ねん 1がつ 10にち(かよーび、晴れ)
明けましておめでとうございま~すヽ(TдT)ノ
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今回の考古学・歴史ニュースは「日本最古?沖縄のブタは中国から!?( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
さて、今回の舞台はもちろん沖縄なわけですが、、、
今回はブタさんのお話です。
その前にこれまでの復習をざっとしてしまいます(*^・ェ・)ノ
①北琉球で「爪形文土器」が見つかった。
②本土の爪形文土器(草創期)の空似と評価され、実際に縄文後期相当と分かった。
③次に中琉球で「爪形文土器」が見つかり、早期相当と分かった。
④更に南琉球で見つかった土器が1万年前の早期初頭相当と分かり、沖縄最古の土器はどんどん南下する傾向が見られた。
⑤更に南の台湾や中国南東部には同時期や草創期に土器がないけど、どこが発祥?って困った( ・Д・)
って感じです( -д-)ノ
さて、沖縄のブタさんと言えば、上に挙げたような「アグー」ですね。
このブタのルーツとしては14世紀の中国との進貢貿易において沖縄に伝わったものとされています。
当時の中国はめちゃくちゃブタを食べていたようで、中国から来た使節をもてなすためにも大量にブタを生産し消費していたそうです。
これは年代的にも新しい話なのですが、最近になって動物考古学の研究成果により、沖縄のブタの起源がとても古いことが分かりました。
発見があったのは、中琉球つまり沖縄本島の嘉手納町にある野国貝塚で、そこから大量のブタの骨が検出されました。
分析対象はブタの下顎骨(アゴ)で、107点も扱いました。
分析の結果、10才を超えるブタがいたことが分かり、これほどまで高齢でいられるということはヒトが飼育していた証拠であると結論付けています。
ちなみに年代測定の結果、ブタの骨の帰属時期は7200~7500年前で縄文時代早期後半となっています。
本土の方の最古の飼育ブタの痕跡は、佐賀県唐津市の菜畑遺跡で検出されたブタの骨で3000年前です。
だから今回の発見は最古の事例となり、日本におけるブタの飼育の歴史が一気に変わったと言えます!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
中東のギョベクリ・テペって何だか最近話題ですけども、約1万年前の先土器・新石器時代に定住前に宗教施設が造られたってことで・・・
何度か記事で触れたと思いますが、日本の縄文時代だと1万年前は早期初頭相当だからすでに土器がある新石器時代で、
新石器時代で狩猟採集社会なのに定住してて、
今回の発見で牧畜までしてるんですよね。
身近過ぎて分からないかもしれませんが、縄文ってスゴイものなのですよ?ヾ(´ω`=´ω`)ノ
さてさて、話を戻しますと、この約7000年前の沖縄のブタは中国から伝わったと考えられています。
中国では黄河流域で約8000年前に豚の飼育が始まったとされていることに起因します。
まぁ時期的にはイイ感じです。
私の日本における研究のひとつとして縄文草創期・早期を扱っていますが、草創期段階の爪形文土器が沖縄を除く日本全土に広がっていることから、
日本ではめちゃくちゃ古い段階で海を越えて交易関係があったのかな~って考えています。
今回の発見を基にすると、大陸との関係まで再考する必要があるようですね。
何だか交易ばっかり意識すると「伝播論」的に感じるので、私個人としては日本における「自発性」も十分に意識していきたいと思います(*^・ェ・)ノ
おわりに
沖縄のビーチで海岸砂の採取を行うために、駐車料金払ったのです。
サンプリングが目的ですぐ帰るとは伝えたのですが、、、
で、実際に僅か5分10分で車に戻ったところ、申し訳ないのでってアイスくれました。
嬉しかったですヾ(´ω`=´ω`)ノ
さて、コロナ禍を機に、国内でも様々な時期や地域を対象に研究を始めましたが、どこやっても面白いものですね(*・ω・)ノ
いやはや、、、ほんと考古学ってイイものですね~
では、さよなら、さよなら、
さよならっ!( ・Д・)
(古いけど金曜ロードショー、大好きでした(*^・ェ・)ノ)
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