2018ねん 5がつ 19にち(きんよーび、雨)

仕事で論文や書類といった様々な文章を書くことに疲れている。

そこで息抜きにブログを書いている。

新たな趣味で考古学ミステリー小説を書いている。

もはや病気である( ・Д・)

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↑超能力で古代文字を読み取っていそうなイメージ( -д-)ノ(「恋愛と人間関係」さんより転載)

【目次】
  1. 心霊考古学とは何か?
  2. 前世の記憶をもつエジプト考古学者のお話
  3. おわりに -サイコメトリーと考古学-

1.心霊考古学とは何か?
世の中には「~考古学」というのがありふれてます。この「なんちゃら」の部分に様々な単語が入って、学術的に使われてるものもあればそうでないものもあります。そして学術的な名称として使われていたとしても、その「なんちゃら」が何を示すかという点についてはある種の約束事は定められていません。

例えば、近現代の戦争の痕跡を扱った「戦跡考古学」だと研究対象を示しています。マヤ考古学も研究対象を示していますが、この場合は地域と時間も限定しています。主に難破船等を対象とする「水中考古学」はフィールドが水の中であることを示しているでしょう。

「実験考古学」であれば、研究の手法のことを指してますし、「認知考古学」は研究のテーマを指し、心理学を手法として古代人の認知・認識の側面から精神世界を明らかにする領域でしょうか。

では「心霊考古学」とは?これは日本では馴染みが薄いと思います。簡単に言うと超能力によって過去を知る考古学(?)です。

まぁ念力(サイコキネシス)とか使えても、過去は明らかにならないので、多くの場合はサイコメトリーが使えることが条件になります。

サイコメトリーは一時期日本のドラマでも使われていましたが、物体に残る残留思念を読み取る能力のことです。ちなみにこのサイコメトリーという言葉はアメリカ人神霊研究家のジョセフ・ローズ・ブキャナン(1814 - 1899)が提唱した用語だそうです。

専門とするメソアメリカ関係で言えば、考古学者クラレンス・ワイアントがオルメカ文明(かつてマヤ文明の祖と言われていた)の重要な遺跡トレス・サポテスを発見した後に、人類学会の年次総会で「この発見はある超能力者の援助がなければできなかっただろう」と述べているそうです。

トレス・サポテスはオルメカ終末期の重要遺跡ですから、そんなこと言わなければ普通に大発見だと思うんですけどね。私、ちなみにこのワイアントさんの名前をメソアメリカ関係の本で見たことがないです。今度からオルメカ文明に関係しそうな論文等を読む時は気を付けようと思いますけど、これが原因で弾かれてる(二重の意味で)かも知れませんね(学会怖いヽ(TдT)ノ)。

以下、wikiより引用して事例を紹介します。専門外過ぎて、書き足すことないので( -д-)ノ

ステファン・オソヴィエツキーによるサイコメトリー

 ポーランド人であるステファン・オソヴィエツキーは、発掘された考古学品の過去を見通す能力があることで知られていた。1935年、ポーランドの民俗学者であるスタニスラフ・ポニアトスキーは世界中の遺跡から集めた火打石や石器などを使ってオソヴィエツキーの能力の実験を行った。それらの石類は外見からは正体がわからず、まだオソヴィエツキー自身の目に触れられないよう細心の注意が払われていた。実験が行われた結果、オソヴィエツキーは石器類の使用されていた年代、発見された場所やそれを生み出した文化などを次々と正確に描写した。オソヴィエツキーの描写がポニアトスキーの情報と食い違う時が幾度かあったが、後にポニアトスキーの情報に誤りがあった事が判明した。

 

 紀元前15000年から紀元前10000年前の間にフランスで栄えたマグダレニアン人の石器を手にしたオソヴィエツキーは「マグダレニアン人の女性はとても手の込んだ髪型をしている」と描写した。これは当時の通説からは離れた見解だったが、後にマグダレニアン人の女性の彫像が発見されるに及んで、正しい見方であった事が実証された。この例のように、当初誤っていると判断されたオソヴィエツキーの描写が、後に正しいと判明した事例は100を超える。オソヴィエツキーは石器時代の人々は油のランプを使っていたと発言したが、後にフランスのブルゴーニュ地域圏で彼が描写した通りの形と大きさのランプが発掘された。またオソヴィエツキーは石器時代の人々の、住居形態や埋葬習慣、狩猟対象の動物などの詳細な絵を描いたが、それらは後に考古学上の発見で正しいと立証された。

ジョージ・マクマレンによるサイコメトリー

 カナダ考古学会の副会長であったノーマン・エマーソンは、サイコメトリーを通した考古学研究の可能性について言及している。エマーソンは当初懐疑的であったが、ジョージ・マクマレンという名のトラック運転手の能力を研究した結果、肯定的な見方に転回した。マクマレンは物や遺跡を眺めるだけでそれらの過去を言い当てることが出来たとされている。マクマレンは何もない大地の上を歩き、そこがイロクォイ族の共同生活があった場所だと発言したが、6か月後の発掘によりそれが事実であることが判明した。エマーソンは1973年の年次学会の席上で「考古学調査において、超能力者の使用を広げていくことは最優先事項」だと述べている。

ヘルマン・ヒルプレヒトの「夢」

1892年3月、ペンシルヴァニア大学の教授ヘルマン・ヒルプレヒトはバビロニアの古代都市ニップルから出土した刻文の写しをチェックしていた。一向に解釈できない刻文を前にヒルプレヒトは疲労し、眠りに落ちた。そして「驚くべき夢」を見た。

夢の中ではバビロニアの長衣をまとった神官が訪れ、ヘルプレヒトをニップルのベル神殿の宝物庫に案内した。神殿の床には瑪瑙が散らばっていた。神官は「あなたが22ページと26ページに別々に掲載した断片は本来一つの物だ」と語りその由来を説明し始めた。それによればクリガルズ王による勅命に従い、ニニブ神像の耳飾りを創るために、円筒を3つに切り分け、それぞれが元の文の一部を含む3つのリングに分割した。うち2つはヒルプレヒトが持つリングで、最後の1対はまだ見つかっていない、という。

夢から覚めたヒルプレヒトは、ニップルの刻文をもう一度調べ直した。すると2つのリングに刻み込まれた文字が1つに繋がることに気付いた。文字は以下のように解読できた。「主であるベルの息子ニニブ神に、ベルの大神官たるクリガルズがこれを奉納した。」

その後にヒルプレヒトがこの夢について同僚に話した際、イスタンブールの博物館にある2つの瑪瑙のリングの色が何故か互いに異なっている、という話を聞かされた。イスタンブールに旅したヒルプレヒトは、博物館の2つのリングを重ね合わせ、元が同じ円筒であった事を確認した。ヒルプレヒトは「夢」を見たことで数百マイル離れたところにあり現物を見たこともない出土品を結びつけることが出来た。

とまぁこんな感じです。話は変わりますが、最近本当にwikiってすごいなぁと感心します。大体のこと調べたら分かりますものね。参考文献も乗ってるし、いい時代になったなぁとしみじみ感じます・゚・(ノД`;)・゚・


2.前世の記憶をもつエジプト考古学者のお話
オカルト的な内容って外国では大好きな人が多いと感じているのは私だけでしょうか。どうやら古代エジプトに限ったことではことではなくて、前世の記憶があると主張する人は多いようです。しかも何故か一般人じゃないんですよね。

だいたいどこかの古代文明の王であったとか王妃であったと主張しております。まぁそういった特殊な方々は霊的な何かも強いのでしょう!

今回のお話するのは、イギリス人考古学者の故ドロシー・イーディーです。

さて、ドロシーは4歳の頃、家族と共に大英博物館を訪れ、エジプト展のガラスケースに入ったミイラの側から離れなくなり「この人達は私の仲間なのよ」と言い張ったそうです(上写真の年齢で言われるとなんだか納得してしまいそうですと思ったのは秘密です( -д-)ノ)。

ドロシーは27歳の時にエジプト人教員と恋に落ち、エジプト移住を果たします。エジプトに着くなり、結婚を宣言したそうなので、エジプトが目当てだったように思えるのは私だけでしょうか。

そうして初めてエジプトに足を踏み入れた彼女は、ひざまずいて地面にキスをして「ただいま帰りました」と二度とこの地を離れないことを誓ったそうです。


その後、ドロシーは男の子を出産。そして我が子にファラオの名である「Sety(セティ)」と名付けた彼女は、これをエジプトで「母親」を意味する「Omm(オンム)」と組み合わせて「Omm Sety(オンム・セティ)」、つまり「セティの母」と名乗るようになります。


彼女の記憶によれば、前世の彼女は古代エジプト第19王朝ファラオ、セティ1世の愛人だったそうです。そのためセティ1世の神殿の庭の位置を言い当てることができたそうです。発掘作業員がオンム・セティの指示に従い神殿周囲を発掘してみると、切り株が多数見つかったそうです。またオンム・セティは神殿の北側で地中に走るトンネルがあると断言し、実際にこれを発見したとのこと。


ちょっと状況がよく分かりませんけど、セティ1世の神殿って分かってるくらいにその神殿は地上に露出していたのだと思います。だったら庭の位置くらい予想できそうですけどね。トンネルの例は不思議ですけど、当時掘られたトンネルならば何のためのトンネルなんでしょうね。


まぁ私は非常に懐疑的ですけども、発見に繋がっているようなのでいいでしょう!ふと思うに、これを認めると、輪廻転生を認めることになって、遥かに大きな問題になるような気がしますね( ・Д・)



3.おわりに -サイコメトリーと考古学-
ドロシーの事例は特殊ですけども、心霊考古学で主に話題に上るサイコメトリーとは物体に残る残留思念を読み取る能力なわけです。他方で考古学もモノから過去を復元する研究分野なわけです。

学生の頃、モノとしっかり対話しなさいと言われたことを思い出します(一方で初めてマヤの地を踏み、土器洗い中に観察に没頭していた私は、とある教授に土器なんて見てないで現地の人と話しなさいと怒られたことがあります)。

現代社会はモノに溢れているとよく言われますが、普通はなかなか身の回りのモノを注視する機会ってあまりないように思います。

良かったら、身の回りにあるモノを取ってじっと見つめてみてください。素材とか造り、摩耗・傷・汚れ、製作上の痕跡などなど色々目に付くものです。そして全てのモノには歴史があります。原点を辿るもよし、個人的な思い出を回想するもよしです。

私たち常人にはサイコメトリーは使えないけれど、きっとモノとの対話はできるはずです(。・ω・)ノ゙

↓念力で押しても構いませんよ( -д-)ノうぉ~~~~!!!↓