2024ねん 8がつ 12にち(げつよーび、晴れ)
疲れ溜まってたのか11時間寝た( ・Д・)
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今回の考古学・歴史ニュースは「黄金がっぽり!( ・Д・)」ってお話です(*・ω・)ノ
今回の舞台はエジプト、ダミエッタにあるテル・エルディール遺跡です。
テル・エルディール遺跡は「ネクロポリス(死者の都)」として知られています。
考古学的に簡単に言えば ”墓域” です。
一般的に簡単に言えば ”規模のでっかい墓地” です(*・ω・)ノ
マヤ文明やこの前紹介したトルコのチャタル・ヒュユクのような『居住域=墓域』な文化の方が珍しく、この古代エジプトや現代日本のように住むところと居住域を分け隔てる方が一般的です。
なので今回の発見では63基もの墓が見つかったとありますが、ネクロポリスであればそうだろうなという感想です( -д-)ノ
墓地に肝試しに行って、墓石見つけた!って喜ばないでしょ?( ・Д・)
上に挙げた写真のようにボコボコたくさんあるんですから、あって当然なのですから。
今回見つかった63基の墓からは青銅製硬貨の詰まった壺や上に挙げた写真にあるような黄金製品が副葬されているケースが多かったため、テル・エルディール遺跡というネクロポリスそのものが比較的社会階層の高い人々のための埋葬エリアと推測されています。
そうした中であっても同遺跡では墓に社会階層性が見て取れます。
最も下位の墓は墓壙として穴を掘っただけのもので副葬品も僅かです。
高位の墓ではアドベ(日干しレンガ)製の墓や石灰岩製の墓が見つかっています。
やはり高位のしっかりした造りの墓にあればなるほど、墓の規模も大きくなります。
現代日本社会でもお墓に行くと、金持ちの家かな?って思う黒い墓石で出来たデカいお墓ありますよね?
大体専有面積もデカかったりします。
あれと同じなのです(*・ω・)ノ
今回の発見では63基のほとんどがアドベ製の墓で、ウシャブティやバステト、ホルスなどの様々な神を模した像が金箔で覆った製品として副葬されるケースが多数見つかっています。
以前の調査ではビザンティン時代の金貨も出土していますから、やはり社会的地位として高位の人物は黄金製品を副葬する習慣があったのだということが分かります。
ネクロポリスですから今後もどんどん新たな発見があるでしょう。
時間的な変遷と墓の造りと副葬品の種別・多寡との相関が分かると面白いですね(*・ω・)ノ
おわりに
こういう記事書く度に「黄金製品いいな~」って思って素直にそう書いてますが、、、
いやだって皆さんお好きでしょ???
ハイボールや綺麗なお姉さんより好きじゃないの?ってくらい一般ウケはいいんですよね。
ニュースでもそうですけど、博物館の特別展とかやると差は歴然としますよ、ほんと。
人間って昔から変わらない生き物なんですよ( ・Д・)
でもまぁそうした嫉妬心は抑えて冷静に考えると、、、
黄金が出るってことは常に盗掘の被害を考えなければならないし、
古代から現在までの盗掘によって情報が欠落していることも考慮に入れなければならないしで、
考古学研究としては結構めんどくさい気がしますね。
私、自分の理論研究の拡張で日本にも手を出していますが、古墳時代のデータ取ってたら実際面倒でしたもの。
貴重品が入っていたり、墓自体が目立つとどうしても盗掘されちゃうんですよね。
その点、マヤの場合は場所にもよるけれど、ティカルなどの場合は亜熱帯のジャングルに守られていますし、重層建築のおかげで物凄い労働力を投下しないと墓に当たらない上に、当たるとも限らないんですよね。
墓を内包しないケースもあるので。。。
そう考えるとなんだかんだ研究する上で、特に数理を扱うような詳細なデータが必要な研究の上では……
やぱマヤ文明が一番!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!
(自分の取り扱う文明や遺跡が一番だと考えるのは考古学者の性です( ・Д・))
何はともあれ、
やぱ黄金いいな!( ・Д・)
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